フリーランスが負担する4つの税金~概要~

query_builder 2020/10/14
税務
TAX 4

(2021.1.14 加筆修正)



こんにちわ!公認会計士・税理士の村上裕一です。



本日は、フリーランス(個人事業主)が負担するべき4つの税金について、その概要を説明します。



主に、フリーランス(個人事業主)になったものの、税金の概要が全然わからず、まずは税金の全体像を知りたい



という方に向けて作成しております。なるべく簡易な表現で記載しています。


フリーランスが負担する4つの税金

4つの税金の概要

フリーランスが負担する4つの税金とは以下の通りです。


①所得税

②住民税

③事業税

④消費税



上の税金の中で、特に大事なのは「所得税」となります。



理由は以下の3点です。


・所得税は自身で計算して申告及び納付する必要があること(この手続きを「確定申告」と言います)

・所得税の確定申告の際に計算された課税所得は、住民税や事業税の計算の基礎ともなる

・消費税はフリーランスになりたてであれば原則として免除されること



所得税の概要

それではさっそく、所得税の概要に参りましょう。


所得税ですが、ポイントは以下のスライドにまとめています。

所得税とは、その名の通り、「稼いだ所得に対してかかる税金」となります。


そして、その所得は自身で計算(難しければ税理士に丸投げでもOK)しなければならず、そのための手続きが確定申告となるのです。


では、所得はどのように計算されますでしょうか?そちらは下のスライドに記載しています。

収入から経費を差し引いたものが「所得」となります。


そして、所得から、さまざまな控除項目を経て、「課税所得」が計算されます。


実際に税率を乗じることで所得税が計算されますが、所得税=課税所得×税率という計算になります。


なお、所得税の税率ですが、国税庁のHPに記載してあります。

(国税庁HPより)


見ていただければ分かりますが、所得が高い(=稼ぎが大きい)ほど高い税率となっています。


住民税の概要

住民税の概要については下のスライドに要約しました。

住民税については、課税所得の10%が住民税となります。


よく間違われるのですが、住民税は一律10%であり、地区による差はありません。


すなわち「東京の〇〇区に住んでいるから住民税が高い」というのはウソです。

それはあなたの昨年の課税所得が上がったために住民税が上がったということになります。


住民税は、国(自治体)が計算して、支払いの通知書を郵送します。その通知書に基づいて、個人で納税するものとなります。


事業税の概要

事業税の概要については下のスライドに要約しました。

事業税については、法定業種(70業種)に該当していれば、その業種に応じた税率部分を負担する税金となります。


確定申告で計算した課税所得をもとに、国(自治体)が計算して支払いの通知書が送られてくるので、住民税同様、支払いの計算はする必要がありません。


また、ライターや執筆など一部の業務は「法定業種の対象外」となり、事業税を支払う必要はありません。


消費税の概要

消費税の概要は下のスライドに要約しました。

消費税で大事なのは、「預かった消費税(仮受消費税)と支払った消費税(仮払消費税)との差額を、消費税として納税する」というところです。


消費者としての消費税は単にモノの値段にプラスで支払うものですが、事業者としては、売上計上をするときに消費税を預かり(仮受消費税)、モノの仕入れや業者への支払いの際に消費税を支払い(仮払消費税)、結果として残った消費税を納税することとなります。



また、課税事業者(2年前の売上高が1,000万円超)でなければ、消費税の支払い義務が生じないというのもポイントです。


通常であれば、売上代金で受け取る消費税(仮受消費税)の方が、経費などで支払う消費税(仮払消費税)より大きいので、課税事業者であれば消費税は支払う必要があります。

ですが、課税事業者に該当しなければ、そのまま消費税部分を自身のお金として処理しても問題ありません。


ですので、開業したばかりのフリーランスにとっては、消費税は免税されるものであり、支払わなくて済む分メリットが生じるものとなります。


まとめ

知識は金

以上が、フリーランスが負担する4つの税金の概要となります。


会社員だと、税金の計算は基本的に会社が実施し、給料から天引きされることで納付されていましたが、フリーランス(個人事業主)になると自身で税金を計算し、納付する(=確定申告)必要があります。


税務の中では「知識は金」と言われています。

しっかりした知識を習得し、節税をした上で税金を納めることをお勧めします。



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