大手監査法人での監査実務、事業会社の経理財務、税理士法人の勤務を経た後、村上裕一公認会計士事務所を立ち上げる。
仮想通貨の税金を専門とする税理士として、仮想通貨の様々な税金のご相談や顧問を手掛け、多くのお客様の仮想通貨の税金のお悩みを解決しています。
ビットコインで利益が出た場合の納税方法5つを解説
村上裕一公認会計士事務所
代表 村上裕一
こんにちは。公認会計士・税理士の村上です。
本日は、ビットコインで利益が出た場合の納税方法について解説します。
ビットコインで利益が出た場合、しっかりと税金金額を計算し、その税金金額を納税しなければなりません。
実際に納税方法は5種類あります。
この記事を読むことによって
・実際にビットコインで利益が出た場合の納税方法を理解できる
・どの納税方法が自分に合っているかを考えることができる
こととなります。
ビットコイン税金の納税方法
振替納税
まずは、振替納税です。
これは、申告期限までに確定申告を行い、振替納税の申し込みをしておくことによって、国税庁が設定する振替日に口座から引き落としが行われる方法です。
この手続きは、振替納税の登録をしておく必要がありますが、その手続きを完了させればその後は自動引き落としになるので楽な面があります。
【振替納税のメリット】
・高額な税金も引き落としができる
・一回登録すればそこから自動で引き落としがされる
【振替納税のデメリット】
・初回の登録に手間がかかる
・すべての銀行で対応している訳ではなく、対応していない銀行では使用不可
e-tax納税
続いて、e-tax納税です。
これは、e-taxから納税に必要な情報(納付区分番号など)を入手し、その情報をもとにインターネット銀行から振り込むやり方です。
e-tax納税は私もよく利用しているやり方です。
【e-tax納税のメリット】
・自宅から納税が行える
【e-tax納税のデメリット】
・手続きに慣れるまで少しハードルが高いかもしれない(PCやネット銀行の操作が不慣れな人にとって)
・すべてのインターネット銀行が対応しているわけではなく、事前に確認が必要
クレジットカード納税
続いて、クレジットカード納税となります。
クレジットカード納税は、その名の通りクレジットカードを使うことで納税を行う方法です。
クレジットカード納税のメリットは何といっても支払いを少し遅らせることができる点です。
実際にクレジットカードを利用した方であればすんなりと理解できると思いますが、クレジットカードは使用した翌月に銀行口座から引き落としになるのが通常です。
【クレジットカード納税のメリット】
・支払い期日を遅らせることができる
・カード会社によっては、ポイントを得ることができる
【クレジットカード納税のデメリット】
・手数料がかかる
・すべてのクレジットカードが納税に対応しているわけではなく、事前に対応しているかの確認が必要となる
QRコード納税
続いて、QRコードによるコンビニ納税です。
やり方はその通りで、QRコードの紙を打ち出し、コンビニで読み取ってもらい、現金で支払う方法となります。
これは、何といっても手軽であることが良いポイントです。
ですが、金額が30万円以下と限定されているので、ほとんどの納税のケースでは対応していないのがデメリットとなります。
【QRコード納税のメリット】
・手軽であること(PCの操作などが不要)
【QRコードのデメリット】
・少額な納税にのみ対応しており、ほとんどのケースでは対応できないこと
窓口で現金納税
最後に、窓口で現金納付です。
これは、現金を金融機関の窓口に持っていくスタイルの納税となります。
現金を持ち歩く必要があり、実際に高額な納税ですとなかなか考えにくい点が問題です。
【窓口で現金納付のメリット】
・PC操作などが不要
【窓口で現金納付のデメリット】
・現金を持ち歩くのはリスクがあり、また高額な現金を持ち歩くのは考えにくい
まとめ
困ったときは専門家へ
いかがでしたでしょうか。
以上が、ビットコインで利益が出た場合の納税方法となります。
実際に、どの納税方法を適用するかについては、個人の状況、例えば納税額や、どの銀行口座を持っているかによって変わってくるかと思います。
ビットコインは利益が大きく出る可能性がある反面、税率も高く、納税額も大きく出てくることがあります。
そのため、事前に準備しておく必要があります。
なお、弊社は仮想通貨の税金を専門とする税理士です。
ビットコインで利益が出た場合の納税方法についてもご相談を承っております。
もし仮想通貨の税金や納税方法についてお困りであれば、ぜひ弊社にお問い合わせください。
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