ビットコインのレンディングの税金について解説

村上 裕一
この記事の監修

村上裕一公認会計士事務所
代表 村上裕一

大手監査法人での監査実務、事業会社の経理財務、税理士法人の勤務を経た後、村上裕一公認会計士事務所を立ち上げる。
仮想通貨の税金を専門とする税理士として、仮想通貨の様々な税金のご相談や顧問を手掛け、多くのお客様の仮想通貨の税金のお悩みを解決しています。

query_builder 2021/09/04
仮想通貨
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こんにちは。公認会計士・税理士の村上です。


本日は、ビットコイン(他の仮想通貨を含む)のレンディングにかかる税金について解説します。


この記事を読むことで

・仮想通貨(暗号資産)のレンディングの仕組み

・仮想通貨のレンディングによる収益の計算方法

・仮想通貨のレンディングによる税金


について理解できるようになります。

ビットコインのレンディングの税金

レンディングとは

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それではまず、ビットコインなどの仮想通貨のレンディングについて説明します。


レンディングとは、仮想通貨を貸付することによって、貸付の利息を収入として得る行為を指しています。


レンディングを行うことで、仮想通貨の利息を得ることができ、仮想通貨の枚数を増やすことができます。


ビットコインなどの仮想通貨のレンディングの特徴は、何と言っても利息が良いことです。

ご存じの通り、日本円で銀行口座に預けた場合、利率はほとんどなく、0.001%程度の利息になるのが現状です。

一方、ビットコインの利息は仮想通貨の種類や取引所などによって異なるものの、最低でも1%、良い条件であれば20%程度の利息が見込めるのです。


ですが、レンディングの注意点としては、仮想通貨の価値自体が下落してしまうこと、そして仮想通貨の取引所が閉鎖することにより取り出せなくなることです。


仮想通貨に関しては、時価の上下が激しく、仮に仮想通貨のレンディングで仮想通貨の枚数自体は増加したとしても、時価が下落することによって、最終的な評価額は下落する可能性があります。

また、仮想通貨取引所はハッキングの被害による仮想通貨の流出、取引所都合による取引所の閉鎖、それにより、預けた仮想通貨を取り出せなくなったという場合が散見されます。


そのため、仮想通貨のレンディングに関しては、単に利率が良いからと言って安易に参入するのではなく、しっかりとリスクとリターンを見極めてから参入することをお勧めします。



通常の利息とは別の扱いになる


仮想通貨のレンディングによる税金の扱いですが、通常の預金利息とは全く性質が異なるので留意が必要になります。


通常の預金利息であれば、利子所得として源泉分離課税(20.135%)が自動的に差し引かれることになります。

そのため、申告や納税をする必要はありません。


ですが、ビットコインを含む仮想通貨(暗号資産)の貸付は、利子所得ではありません。


これは国税庁のHPなどに利子所得の定義が記載されておりますが、その定義に合致しないためです。


以下、国税庁HPより引用

利子所得とは、預貯金及び公社債の利子並びに合同運用信託、公社債投資信託及び公募公社債等運用投資信託の収益の分配に係る所得をいいます。


上を読んでいただければわかるかと思いますが、ビットコインを含む仮想通貨(正式名称は「暗号資産」)は、利子所得の対象外になっています。



ビットコインのレンディングの税金


では実際に暗号資産のレンディングの利息はどのような扱いになるのでしょうか?


実は国税庁の暗号資産に関する取扱いにおいては、暗号資産の貸付・レンディングに関する明確な方針は決まっておりません。


ですが、明記されていないからと言って無申告するのとは意味が違います


実際にこのレンディングによる収入ですが、個人では収入を受け取ったタイミングでその時価相当部分を利益として申告・納税する必要があると考えられています。


そして、ビットコインなどの仮想通貨の売買と同じく、雑所得の総合課税の対象になると考えられます。


理由としては、レンディングによる利息収入は、その利息収入を得ることが目的の行為であることから、マイニングに近い性質であること。

また、通常の利息は収入として計上しているため、国税庁の暗号資産に関する取扱いでは、わざわざ明記していないだけ、とも考えられます。




ビットコインのレンディングの税金のポイント

 ●レンディングの利息獲得時に、獲得枚数にその時の時価を乗じた金額を収益として計算する。

 

 ●上記の収益は、個人であれば雑所得の総合課税の対象となる。



まとめ

困ったときは専門家へ

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いかがでしたでしょうか。

仮想通貨のレンディングによる収益獲得行為は、レンディングの利率が良いために多くの方が行っているかと思います。


実際に、レンディングの収益が出ており、上記の通り計算しようにも、仮想通貨の税金の計算は手間がかかることが多かったり、取引所の履歴がばらばらであったりして、計算が煩雑になることが多いです。


弊社は仮想通貨の税金を専門として活動しております。


仮想通貨のレンディングの税金のみならず、仮想通貨の税金の全般も請け負っております。


もし、仮想通貨の税金でお困りであれば、ぜひ弊社にお声かけください。

お問い合わせはこちらからお引き受けしております。

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