独立会計士の戦略~ターゲット決定編~
こんにちわ!公認会計士の村上裕一です。
本日は、独立会計士の戦略についてお話します。
この記事を読むことで、独立会計士がどういった形で自身のビジネスを構築していくか・どういう道があるのかについて理解することができ、同じ公認会計士で独立を検討されている方のための道しるべのために記載しています。
まずは、第一歩となる収益源のターゲットの決め方についてお話します。
独立会計士のターゲットの決め方サマリ
独立会計士として活動する前に、まずはターゲット決めを行いましょう。
ターゲット決めですが、下記の3ステップで決めるのが良いです。
まずは、ステップ1として、独立会計士が主に収益源としているものの理解
そして、ステップ2として、自身が独立開業して将来的に理想とする像のイメージ
最後に、ステップ3として、ステップ2をベースにステップ1の収益源の割合按分を検討する
という風な形で検討することで、スムーズに独立後のイメージを持つことができます。
ステップ1:収益源となるターゲットは大きく3種類
開業・独立する会計士は、とにもかくにも収益源を作らなければなりません。
今までは、監査法人や企業から給料としてもらっていたものを、自身で稼ぐモデルを構築しなければならないのです。
公認会計士の主な収益源は3つです。
その他にも、最近ではYoutuberとして活躍している公認会計士や、執筆・書籍の出版など様々な業務で稼いでいる会計士がいます。
ですが、通常の監査法人で監査業務を経験して、その後独立を考えている会計士であれば、今までの監査の延長線上にある上記の3業務を収益源として設定するのが多く、上記のYoutuberなどは特殊なセンスが必要となります。
ステップ2:将来像を描く
それでは、次に大事なのは将来像を描くということです。
独立会計士のメインとなる収益柱は3本とのことですが、その3本での将来像は上の通りです。
独立前に、各収益源でのトップ(最終ゴール)を意識しておくのが大事です。
会計監査であれば、監査法人パートナー、税務顧問であれば税理士法人の代表、会計コンサルティングであればコンサルティング会社社長
これらが最終ゴールとなります。
現在、これらで活躍されている人に会い、最終ゴールのイメージをつかんでおくことも大事です。
ステップ3:各収益に対する比重を決める
最後に、各収益に対する比重を決めるステップとなります。
ここで大事なのは、
いったん決めた比重は絶対ではなく、将来的に流動的に変更して切り替えていくことも視野に入れておく
ことです。
税務顧問を100%収益源として進めていたものの、税務顧問とコンサルティングはかなり密接な関係があり、気付いたら税務顧問報酬よりも、お客様からもらえる単発の仕事(経理規程の作成など)が多く、コンサルティング収益がかなり発生していた
なんて話はたびたび耳にします。
なので、比較的軽い気持ちで決めてしまっていいかもしれません。
余談ですが、私は会計コンサルティング6割、税務顧問4割を仮の目標に設定しています。
今後どうなるかはわかりませんが、自身のビジネスを広げていきます。
以上が、独立会計士の営業戦略~ターゲット決定編~となります。
少しでも独立会計士の方のお役に立てればと思います。
ではまた~
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